(Pt:患者 / 頭医:頭痛専門医)
Pt:前に教えてくれたHIT-6みたいに、頭痛の影響を評価する方法って他にもあるの?
頭医:うん、もちろんあるよ。その中でもMIDAS(Migraine Disability Assessment)っていう質問票があるんだ。片頭痛の影響を評価するために作られていて、特に生活への支障にフォーカスしているんだよ。
Pt:具体的にはどんな感じの質問なの?
頭医:MIDASでは、過去3か月間の頭痛がどれくらい日常生活や仕事に影響を与えたかを測るために、5つの質問があるんだ。1分くらいで簡単にできるよ。
MIDASの5つの質問
- 頭痛のために、仕事や学校を何日間休みましたか?
- 頭痛のために、仕事や学校でのパフォーマンスが半減した日数は?
- 頭痛のために、家事を何日間休みましたか?
- 頭痛のために、家事のパフォーマンスが半減した日数は?
- 頭痛のために、家族や友人とのレジャー活動や社会活動を何日間休みましたか?
Pt:へぇ、仕事や家事、プライベートまで全部カバーしてるんだね。でも、どうやって点数をつけるの?
頭医:各質問に日数を記入する形だよ。その日数を合計して、頭痛の影響度を分類するんだ。
MIDASの合計スコア評価
- 0~5点:グレードI(軽度の影響)
- 6~10点:グレードII(軽度~中等度の影響)
- 11~20点:グレードIII(中等度の影響)
- 21点以上:グレードIV(重度の影響)
Pt:なるほど、合計点で片頭痛の重症度がすぐにわかるんだね!でも、これって信頼できるの?
頭医:そうだよ。MIDASは世界的に信頼性が高く、日本語版も使われているんだ。日常生活の制限がどれだけあるかを具体的に把握できるから、医師の診断や治療方針の参考にとても役立つよ。
Pt:これなら、自分の片頭痛の程度をしっかり理解できそうだね!
頭医:うん。HIT-6とMIDASはどちらも有用だけど、HIT-6は最近の4週間の影響、MIDASは過去3か月の影響と評価期間が違うから、うまく使い分けるといいよ。
Pt:わかった!今度、病院で自分の頭痛のことをもっとちゃんと伝えるためにやってみるね!
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頭痛の駆け込み寺
頭痛専門医 島田医師がわかりやすく頭痛について解説をする
●目的:
頭痛患者は多く、どの診療科でもよくみられる愁訴に関わらず、頭痛専門医(※)は少ないのが現状である。頭痛専門外来では、1日診られて100名程度、しかも患者1人に付き長くても5分程度しか割けない。そこで伝えきれない内容を補える専門医による情報発信の場をつくる。
それにより、わざわざ外来に訪れなくても解決できる内容や、ネット検索して誤った情報を得てしまう方に対して、安心して専門医の話を聞ける場所ともなる。
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※頭痛専門医とは?
日本頭痛学会が定めた申請資格(医師免許証・頭痛関連学会の専門医・5年以上の研修・頭痛関連疾患に関する発表など)を有し、資格審査および試験により認定された医師。
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●島田医師プロフィール
《経歴》
平成21年杏林大学 医学部卒業
杏林大学医学部付属病院 脳神経外科入局
都立神経病院
杏林大学医学部付属病院
都立多摩総合医療センター
水戸ブレインハートセンター
東京大学医学部 特別研究員
《学会・専門医》
日本脳神経外科学会 専門医、指導医
日本脳卒中学会 専門医、指導医
日本神経内視鏡学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
日本医師会認定産業医
▶YouTube : https://www.youtube.com/@頭痛の駆け込み寺
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