(Pt:患者 / 頭医:頭痛専門医)
Pt:HIT-6って何?なんか頭痛の評価に使うって聞いたけど、詳しく教えてくれない?
頭医:HIT-6(Headache Impact Test-6)は、頭痛が日常生活に与える影響を評価するための質問票なんだよ。特に過去4週間の頭痛の影響を測るために使われるんだ。
Pt:どんな感じでやるの?
頭医:すごくシンプルで、6つの質問に答えるだけなんだ。1分以内でできるから、誰でも簡単に使えるんだよ。具体的には、次の6つの質問があるんだ。
HIT-6の6つの質問
- 過去4週間で、頭痛のために仕事や家事などの通常の活動がどれくらい妨げられましたか?
- 過去4週間で、頭痛によって気分がどれくらい影響を受けましたか?
- 過去4週間で、頭痛がある時にどれくらい頭痛の激しさを感じましたか?
- 過去4週間で、頭痛があるために仕事や家事をどれくらいできませんでしたか?
- 過去4週間で、頭痛があるために集中力がどれくらい妨げられましたか?
- 過去4週間で、頭痛による痛みでどれくらいイライラしましたか?
Pt:へぇ、これなら簡単にできそう!回答はどうやってつけるの?
頭医:それぞれの質問に対して、以下の選択肢から答えるんだよ。点数制になっていて、点数が高いほど頭痛の影響が大きいと評価されるんだ。
- いつも(Always):5点
- ほとんどいつも(Very often):4点
- ときどき(Sometimes):3点
- ほとんどない(Rarely):2点
- まったくない(Never):1点
Pt:それで合計点を出すんだね!何点くらいなら頭痛が重いってわかるの
頭医:そう、6つの質問の合計点で評価するんだ。目安はこんな感じだよ。
- 60点以上:重度の頭痛影響
- 56~59点:中等度の頭痛影響
- 50~55点:軽度の頭痛影響
- 49点以下:影響なし
Pt:なるほど、数字でわかりやすいね!でも信頼性とか大丈夫なの?
頭医:うん、HIT-6は世界的に使われていて、日本語版もあるんだ。しかも信頼性が高いって研究でも評価されているよ。自分の頭痛のパターンを知るだけでなく、医師に見せることで診断や治療方針の決定にも役立つんだ。
Pt:これは便利そう!今度病院に行く前にやってみるね!
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頭痛の駆け込み寺
頭痛専門医 島田医師がわかりやすく頭痛について解説をする
●目的:
頭痛患者は多く、どの診療科でもよくみられる愁訴に関わらず、頭痛専門医(※)は少ないのが現状である。頭痛専門外来では、1日診られて100名程度、しかも患者1人に付き長くても5分程度しか割けない。そこで伝えきれない内容を補える専門医による情報発信の場をつくる。
それにより、わざわざ外来に訪れなくても解決できる内容や、ネット検索して誤った情報を得てしまう方に対して、安心して専門医の話を聞ける場所ともなる。
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※頭痛専門医とは?
日本頭痛学会が定めた申請資格(医師免許証・頭痛関連学会の専門医・5年以上の研修・頭痛関連疾患に関する発表など)を有し、資格審査および試験により認定された医師。
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●島田医師プロフィール
《経歴》
平成21年杏林大学 医学部卒業
杏林大学医学部付属病院 脳神経外科入局
都立神経病院
杏林大学医学部付属病院
都立多摩総合医療センター
水戸ブレインハートセンター
東京大学医学部 特別研究員
《学会・専門医》
日本脳神経外科学会 専門医、指導医
日本脳卒中学会 専門医、指導医
日本神経内視鏡学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
日本医師会認定産業医
▶YouTube : https://www.youtube.com/@頭痛の駆け込み寺
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