(Pt:患者 / 頭医:頭痛専門医)
Pt:頭痛の診療のときに、問診票ってどれくらい役に立つの?
頭医:頭痛診療では、効率的に必要な情報を集めるために問診票を使うと便利なんだ。患者さんとのコミュニケーションも良くなるし、診断や治療の効果を客観的に評価する手助けにもなるんだよ。
Pt:具体的にどんな質問がされるの?
頭医:いくつか種類があるけど、例えば「診断用スクリーナー」っていう簡単な質問票があるよ。「ID Migraine」や「4-item migraine screener」などが代表的だね。例えば、「日常の活動で頭痛が悪化しますか?」「悪心がありますか?」などの質問に答えることで片頭痛の診断ができるんだ。
Pt:そうなんだ。じゃあ、診断だけじゃなくて頭痛の影響も評価できるの?
頭医:そうだよ。例えば、「MIDAS」や「HIT-6」は日常生活への支障度を評価するための質問票だよ。仕事や家事、余暇の活動にどれくらい影響が出ているかを点数化することで、頭痛がどれくらい生活に影響しているかがわかるんだ。
Pt:それは便利だね!治療の効果もわかるのかな?
頭医:もちろん。「MIDAS」や「HIT-6」は、治療前後でのスコアの変動を見ることで、治療がどれだけ効果的だったかも評価できるんだ。最近は「MPFID」や「MFIQ」っていう新しい質問票も出てきて、特に片頭痛の予防薬の効果を測るのに使われているよ。
Pt:すごいね!こういう質問票を使えば、頭痛の治療も効率的にできそうだね。
頭医:そうなんだ。時間の限られた診療現場で、簡単に要点を押さえて診断と治療効果を評価できるから、患者さんにとっても医師にとっても助かるんだよ。
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頭痛の駆け込み寺
頭痛専門医 島田医師がわかりやすく頭痛について解説をする
●目的:
頭痛患者は多く、どの診療科でもよくみられる愁訴に関わらず、頭痛専門医(※)は少ないのが現状である。頭痛専門外来では、1日診られて100名程度、しかも患者1人に付き長くても5分程度しか割けない。そこで伝えきれない内容を補える専門医による情報発信の場をつくる。
それにより、わざわざ外来に訪れなくても解決できる内容や、ネット検索して誤った情報を得てしまう方に対して、安心して専門医の話を聞ける場所ともなる。
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※頭痛専門医とは?
日本頭痛学会が定めた申請資格(医師免許証・頭痛関連学会の専門医・5年以上の研修・頭痛関連疾患に関する発表など)を有し、資格審査および試験により認定された医師。
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●島田医師プロフィール
《経歴》
平成21年杏林大学 医学部卒業
杏林大学医学部付属病院 脳神経外科入局
都立神経病院
杏林大学医学部付属病院
都立多摩総合医療センター
水戸ブレインハートセンター
東京大学医学部 特別研究員
《学会・専門医》
日本脳神経外科学会 専門医、指導医
日本脳卒中学会 専門医、指導医
日本神経内視鏡学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
日本医師会認定産業医
▶YouTube : https://www.youtube.com/@頭痛の駆け込み寺
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