A-12. 頭痛診療において、アルゴリズムをどのように使用するか

頭痛一般

(Pt:患者 / 頭医:頭痛専門医)

Pt:頭痛診療で一番最初にすることって何なんだろう?

頭医:まず最初にやるのは、危険な「二次性頭痛」を見極めることなんだ。これは、命に関わる可能性があるから、最優先で除外しなきゃならないんだよ。その後で、片頭痛みたいな「一次性頭痛」の診断に進むんだ。

Pt:ふーん、まずは危険な頭痛を排除してから、よくある頭痛を調べるんだね。でも、どうやって効率よく診断するの?

頭医:実際の診療では、簡単な診断アルゴリズムが使われているんだ。このアルゴリズムは、プライマリケア医が頭痛をすばやく見極める手助けになるんだよ。例えば、質問に「はい」「いいえ」で答えるだけのものもあるんだ。

Pt:へぇ、どんな質問があるの?

頭医:例えば、「毎日頭痛がありますか?」「頭痛は片側だけですか?」「頭痛で日常生活に支障が出ますか?」とかね。この質問に基づいて判断していくと、片頭痛の可能性があるかどうかがわかるんだ。片頭痛なら、拍動性があったり、片側だけだったり、4〜72時間続いたり、吐き気があったり、生活に影響を与える症状が多いから、こういう特徴を持っているか確認するんだよ。

Pt:それって便利だね。じゃあ、どんな時に画像検査が必要になるの?

頭医:画像検査が必要なのは、例えば、「群発性の頭痛」や「神経学的診察で異常がある頭痛」、「労作やバルサルバ法みたいな負荷で悪化する頭痛」とかだね。それと、分類が難しい頭痛や、吐き気を伴うものも検査の対象になるんだ。

Pt:なるほどね。アルゴリズムを使うと、無駄な検査を減らして効率よく診断できそうだね。

頭医:そうなんだ。頭痛はよくある症状だけど、危険なものを見逃さないために、こういった診断の流れがあるんだよ

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頭痛の駆け込み寺

頭痛専門医 島田医師がわかりやすく頭痛について解説をする

●目的:

頭痛患者は多く、どの診療科でもよくみられる愁訴に関わらず、頭痛専門医(※)は少ないのが現状である。頭痛専門外来では、1日診られて100名程度、しかも患者1人に付き長くても5分程度しか割けない。そこで伝えきれない内容を補える専門医による情報発信の場をつくる。

それにより、わざわざ外来に訪れなくても解決できる内容や、ネット検索して誤った情報を得てしまう方に対して、安心して専門医の話を聞ける場所ともなる。

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※頭痛専門医とは?

日本頭痛学会が定めた申請資格(医師免許証・頭痛関連学会の専門医・5年以上の研修・頭痛関連疾患に関する発表など)を有し、資格審査および試験により認定された医師。

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●島田医師プロフィール

《経歴》

平成21年杏林大学 医学部卒業
杏林大学医学部付属病院 脳神経外科入局
都立神経病院
杏林大学医学部付属病院
都立多摩総合医療センター
水戸ブレインハートセンター
東京大学医学部 特別研究員


《学会・専門医》

日本脳神経外科学会 専門医、指導医
日本脳卒中学会 専門医、指導医
日本神経内視鏡学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
日本医師会認定産業医


▶YouTube : https://www.youtube.com/@頭痛の駆け込み寺

頭痛の駆け込み寺
YouTube企画 頭痛専門医 島田医師による 「頭痛の駆け込み寺」 ●内容: 頭痛専門医 島田医師がわかりやすく頭痛について解説をする ●目的: 頭痛患者は多く、どの診療科でもよくみられる愁訴に関わらず、頭痛専門医(※)は少ないのが現状である。頭痛専門外来では、1日診られて100名程度、しかも患者1人に付き長...

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